暴風雨の一日

 暴風雨の一日。

 

 ニュースを見ていると、意外と出歩く人が多くて驚くものだが、その一割ほどがパンチラを狙っているのだとしたら、それはそれでうなずける話である。

 

 また、さらにそこから二割ほどが透けブラを狙っていて、その上三割が濡れて転んだ女性を助け起こしたいという願望を持ち、その四割が避難という体でホテルに連れ込む機会をうかがっているのだとしたら、暴風雨の日に外出することは、最早、男の義務としか言いようがない事態だと、私は思う次第である。

 

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